“嶮山”の読み方と例文
読み方割合
けんざん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山へ登るのも極(ご)くいいことであります。深山(しんざん)に入り、高山、嶮山(けんざん)なんぞへ登るということになると、一種の神秘的な興味も多いことです。
幻談 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
峨峰(がほう)、嶮山(けんざん)に囲(かこ)まれた大湖(たいこ)だから、時々(とき/″\)颯(さつ)と霧(きり)が襲(おそ)ふと、この飛(と)んでるのが、方角(はうがく)に迷(まよ)ふうちに羽(はね)が弱(よわ)つて、水(みづ)に落(お)ちる事(こと)を聞(き)いてゐた。
十和田湖 (新字旧仮名) / 泉鏡花、泉鏡太郎(著)
天下は暗澹(あんたん)——いずれ、光明の冠(かんむり)をいただく天下人(てんかびと)はあろうが、その道程(どうてい)は刀林地獄(とうりんじごく)、血汐(ちしお)の修羅(しゅら)じゃ。この秀吉(ひでよし)のまえにも多難な嶮山(けんざん)が累々(るいるい)とそびえている
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)