“峡間”のいろいろな読み方と例文
旧字:峽間
読み方割合
はざま85.7%
かいはざま7.1%
ハザマ7.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
遠くになると星のようにまたたいている。山の峡間はざまがぼうと照らされて、そこから大河のように流れ出ている所もあった。彼はその異常な光景に昂奮こうふんして涙ぐんだ。
城のある町にて (新字新仮名) / 梶井基次郎(著)
すなわち天文十一年の夏、富士の裾野の峡間かいはざまへ、一人の若侍がやって来た。
神州纐纈城 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
峡間ハザマの湯でなくて、多少見晴しが利く位置にあるからの称えである。
山の湯雑記 (新字新仮名) / 折口信夫(著)