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楽器
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がっき
ふりがな文庫
“
楽器
(
がっき
)” の例文
それらの
男
(
おとこ
)
は、
楽器
(
がっき
)
を
鳴
(
な
)
らしたり、
歌
(
うた
)
をうたったりしました。
娘
(
むすめ
)
らは、いずれも
美
(
うつく
)
しく
着飾
(
きかざ
)
って、これまでになくきれいに
見
(
み
)
えました。
青い時計台
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼女はその薄暗い中に
青貝
(
あおがい
)
を
鏤
(
ちりば
)
めた古代の
楽器
(
がっき
)
や古代の
屏風
(
びょうぶ
)
を発見した。が、
肝腎
(
かんじん
)
の
篤介
(
あつすけ
)
の姿は
生憎
(
あいにく
)
この部屋には見当らなかった。
春
(新字新仮名)
/
芥川竜之介
(著)
つぎの朝、わたしたちは——マチアはヴァイオリン、わたしはハープと、てんでんの
楽器
(
がっき
)
を持って、エピナッソー先生を
訪
(
たず
)
ねて行くことにした。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
六ばんめの妖女は、どんな
楽器
(
がっき
)
にも、
名人
(
めいじん
)
の名をおとりになりますように、といいました。いよいよおしまいに、おばあさんの妖女の番になりました。
眠る森のお姫さま
(新字新仮名)
/
シャルル・ペロー
(著)
そこでお
嫁
(
よめ
)
さん
同士
(
どうし
)
みんなで
楽器
(
がっき
)
を
合
(
あ
)
わせて
遊
(
あそ
)
ぼうといい
出
(
だ
)
しました。そして
鉢
(
はち
)
かつぎには、いちばんむずかしいやまと
琴
(
ごと
)
をひかせることにしました。
鉢かつぎ
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
▼ もっと見る
そして青い
橄欖
(
かんらん
)
の森が、見えない天の川の
向
(
む
)
こうにさめざめと光りながらだんだんうしろの方へ行ってしまい、そこから
流
(
なが
)
れて来るあやしい
楽器
(
がっき
)
の音も
銀河鉄道の夜
(新字新仮名)
/
宮沢賢治
(著)
そうかと思うと、
鮨売
(
すしう
)
りの声やもろこし
団子
(
だんご
)
や
味噌田楽
(
みそでんがく
)
の
食
(
く
)
い物屋、
悠長
(
ゆうちょう
)
に
尺八
(
しゃくはち
)
をながしてあるく
虚無僧
(
こむそう
)
があるかと思えば、
鄙
(
ひな
)
びた
楽器
(
がっき
)
をかき鳴らしてゆく
旅芸人
(
たびげいにん
)
の
笠
(
かさ
)
のむれ——。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
土
(
つち
)
や
空気
(
くうき
)
や水のいぶき、または
闇
(
やみ
)
の中にうごめいてる、
飛
(
と
)
んだりはったり
泳
(
およ
)
いだりしている
小
(
ちい
)
さな
生物
(
いきもの
)
の、歌や
叫
(
さけ
)
びや音、または
晴天
(
せいてん
)
や雨の
前兆
(
ぜんちょう
)
、または
夜
(
よる
)
の
交響曲
(
シンフォニー
)
の
数
(
かぞ
)
えきれないほどの
楽器
(
がっき
)
など
ジャン・クリストフ
(新字新仮名)
/
ロマン・ロラン
(著)
「どうでも、おじじにねだって、あれを
買
(
か
)
ってもらうぞ。」と、かがやく
瞳
(
ひとみ
)
で
楽器
(
がっき
)
を
見
(
み
)
つめて、こう、ひとり
語
(
ごと
)
をするのでした。
しいたげられた天才
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしは二本の木によせかけておいた
楽器
(
がっき
)
を取り上げて、
堀割
(
ほりわり
)
のほうに
背中
(
せなか
)
を向けながら、動物たちの列を作ってならばせ、ダンス曲をひき始めた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
しかもその
音
(
ね
)
のうつくしいことといったら、どんな
楽器
(
がっき
)
だって、とてもこれだけの
音
(
ね
)
にはひびかないほどでしたから、ジャックは、金のたまごのにわとりよりも
ジャックと豆の木
(新字新仮名)
/
楠山正雄
(著)
お
姫
(
ひめ
)
さまは、やはり、
歌
(
うた
)
をうたい、
楽器
(
がっき
)
をお
鳴
(
な
)
らしになりました。すると、ある
夜
(
よ
)
、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
に、ふりまいたような
星影
(
ほしかげ
)
をごらんなされて
町のお姫さま
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
左のほうのかべやたなにはヴァイオリンだの、コルネだの、トロンボンだの、いろいろの
楽器
(
がっき
)
がかけてあった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
露子
(
つゆこ
)
の
目
(
め
)
には、それらの
楽器
(
がっき
)
は
黙
(
だま
)
っているのですが、ひとつひとつ、いい、
奇
(
く
)
しい
妙
(
たえ
)
な、
音色
(
ねいろ
)
をたてて、
震
(
ふる
)
えているように
見
(
み
)
えたのであります。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
マチアは
楽器
(
がっき
)
の中からクラリネットを
選
(
えら
)
んで、それをふいた。それからコルネをふいた。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
この
楽器
(
がっき
)
で
体操
(
たいそう
)
や、
唱歌
(
しょうか
)
をならった
子供
(
こども
)
らは、いつしか
大
(
おお
)
きくなって、
娘
(
むすめ
)
たちは、お
嫁
(
よめ
)
さんになり、
男
(
おとこ
)
は、りっぱに一
人
(
にん
)
まえの百
姓
(
しょう
)
となりました。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
わたしは
楽器
(
がっき
)
を手に取って、船のへさきのほうへ行って、
静
(
しず
)
かにひき
始
(
はじ
)
めた。
家なき子:01 (上)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
そのうちに、
食事
(
しょくじ
)
をおわったとみえて、みんなは、
食卓
(
しょくたく
)
からはなれて、
歌
(
うた
)
をうたい、
楽器
(
がっき
)
をならして、ダンスをはじめました。
中
(
なか
)
にも、
女
(
おんな
)
たちは、
美
(
うつく
)
しかった。
雪の上の舞踏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
あるときはその
花
(
はな
)
の
咲
(
さ
)
いた
園
(
その
)
の
中
(
なか
)
で、
楽器
(
がっき
)
を
鳴
(
な
)
らしました。
小鳥
(
ことり
)
は、その
周囲
(
しゅうい
)
の
木々
(
きぎ
)
に
集
(
あつ
)
まってきました。
笑わない娘
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
愉快
(
ゆかい
)
な
楽器
(
がっき
)
があったら、どんなに
人々
(
ひとびと
)
がなぐさめられるであろうと、ある
無名
(
むめい
)
な
音楽家
(
おんがくか
)
は
考
(
かんが
)
えました。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
そんなとき、
子供
(
こども
)
は、その
店
(
みせ
)
で
鳴
(
な
)
らしている
楽器
(
がっき
)
の
音
(
おと
)
を、どんなにか
悲
(
かな
)
しく
思
(
おも
)
ったでありましょう。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
もとよりなにひとつめぼしいものがなかったうちに、バイオリンが
目立
(
めだ
)
ちましたのですから、この
松蔵
(
まつぞう
)
にとってはなによりも
大事
(
だいじ
)
な
楽器
(
がっき
)
を
奪
(
うば
)
い
去
(
さ
)
られてしまいました。
海のかなた
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
踊
(
おど
)
っている
人形
(
にんぎょう
)
は、なにぶんにもよろしくといって
頼
(
たの
)
みました。
夜
(
よる
)
になると、
街
(
まち
)
の
中
(
なか
)
は、いっそう、にぎやかになりました。
楽器
(
がっき
)
の
音
(
ね
)
が
流
(
なが
)
れたり、
草花屋
(
くさばなや
)
が
出
(
で
)
たりしました。
三つのお人形
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「どれ、ひとつ、その
音
(
おと
)
をきかせてもらえまいか。
長
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
、
海
(
うみ
)
の
上
(
うえ
)
に
暮
(
く
)
らしているので、しばらく、いい
楽器
(
がっき
)
の
音色
(
ねいろ
)
をきいたことがないから……。」と、
父親
(
ちちおや
)
はいいました。
汽船の中の父と子
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
僕
(
ぼく
)
はあの
星
(
ほし
)
の
世界
(
せかい
)
へいっているんだよ、
星
(
ほし
)
の
世界
(
せかい
)
にはもっと
速
(
はや
)
い、いい
飛行機
(
ひこうき
)
もあれば、もっといい
音色
(
ねいろ
)
のする
楽器
(
がっき
)
もあるよ。
今度
(
こんど
)
くるときに
僕
(
ぼく
)
は
持
(
も
)
ってきて
君
(
きみ
)
にあげるよ。
星の世界から
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
その
長
(
なが
)
い
間
(
あいだ
)
、みすぼらしいふうをした
父親
(
ちちおや
)
は、
同
(
おな
)
じ
姿
(
すがた
)
で、
楽器
(
がっき
)
を
弾
(
ひ
)
いていました。
街の幸福
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
息子
(
むすこ
)
は、
自分
(
じぶん
)
の
生
(
う
)
まれた、
古
(
ふる
)
い
家
(
いえ
)
の
中
(
なか
)
へはいりました。すると、いろいろの
思
(
おも
)
い
出
(
で
)
が、そのままよみがえってくるのでした。
壁板
(
かべいた
)
に
書
(
か
)
いた、
子供
(
こども
)
の
時分
(
じぶん
)
の
楽器
(
がっき
)
が、なおうすく
残
(
のこ
)
っています。
山へ帰りゆく父
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
彼女
(
かのじょ
)
は、
忍
(
しの
)
び
足
(
あし
)
をして、その
家
(
いえ
)
に
近
(
ちか
)
づいてのぞいてみますと、
中
(
なか
)
では
美
(
うつく
)
しい
女
(
おんな
)
や、
男
(
おとこ
)
がたくさんに
集
(
あつ
)
まっていて
楽器
(
がっき
)
を
鳴
(
な
)
らし、
唄
(
うた
)
をうたい、
酒
(
さけ
)
を
飲
(
の
)
んだり、また、たがいに
手
(
て
)
をとりあって
消えた美しい不思議なにじ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
いろいろと
先生
(
せんせい
)
に
聞
(
き
)
いてみると、その
国
(
くに
)
は、もっとも
開
(
ひら
)
けて、このほかにもいい
音
(
おと
)
のする
楽器
(
がっき
)
がたくさんあって、その
国
(
くに
)
にはまた、よくその
楽器
(
がっき
)
を
鳴
(
な
)
らす、
美
(
うつく
)
しい
人
(
ひと
)
がいるということである。
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「だれか、
楽器
(
がっき
)
をひくものはないかしらん。」と、きつねは、
考
(
かんが
)
えました。
雪の上の舞踏
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
笛
(
ふえ
)
や、
琴
(
こと
)
のような、
単純
(
たんじゅん
)
な
楽器
(
がっき
)
では、どうすることもできないけれど、オルガンのように、
複雑
(
ふくざつ
)
な
楽器
(
がっき
)
になったら、なんとかして、その
目的
(
もくてき
)
が
達
(
たっ
)
せられは、しないかということを
考
(
かんが
)
えたのです。
楽器の生命
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ほんとうに、
公園
(
こうえん
)
はいろいろの
人
(
ひと
)
たちでにぎわっていました。あちらから
楽隊
(
がくたい
)
の
鳴
(
な
)
らしている
楽器
(
がっき
)
の
音
(
おと
)
が、
風
(
かぜ
)
に
送
(
おく
)
られて
聞
(
き
)
こえてきたり、また、
歌
(
うた
)
をうたっている
声
(
こえ
)
が
聞
(
き
)
こえてきたりしました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「お
姉
(
ねえ
)
さま、この
楽器
(
がっき
)
は、みんな
外国
(
がいこく
)
からきましたのですか。」
赤い船
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“楽器”の意味
《名詞》
楽器(がっき)
音楽の素材としての音を発するための道具の総称。
(出典:Wiktionary)
“楽器”の解説
楽器(がっき、en: musical instrumentあるいは単にen: instrument)とは、一般的には「音楽の素材としての音を発するための道具の総称」「音楽に使用される音を出す器具」とされる。
(出典:Wikipedia)
楽
常用漢字
小2
部首:⽊
13画
器
常用漢字
小4
部首:⼝
15画
“楽器”で始まる語句
楽器尽