“バンド”のいろいろな漢字の書き方と例文
ひらがな:ばんど
語句割合
帯革18.2%
埠頭9.1%
9.1%
9.1%
締紐9.1%
縁紐9.1%
腰帯9.1%
野楽9.1%
野楽隊9.1%
音楽9.1%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
いずれも、胴着とズボンの間が、前の方だけ少し離れていて、そこから白い、大帯革バンドの裏が見えた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
埠頭バンドを埋めた黒山の群衆のなかから、日の丸の旗がちらちら見えるのに、負けてきた、という感慨かんがいが、今更いまさらのように口惜くやしく、済まないなアとみあげて来ました。
オリンポスの果実 (新字新仮名) / 田中英光(著)
M氏より十歩ばかり先へ歩いていた私は、或る家の縁の下に一人のせた女がバンドを編んでいる所を見付けた。帯はなかなか出来上りそうもないが、傍には既に出来上ったバスケットが一つ置いてある。
M氏より十歩ばかり先へ歩いてゐた私は、或る家の縁の下に一人の痩せた女がバンドを編んでゐる所を見付けた。バンドは中々出來上りさうもないが、傍には既に出來上つたバスケットが一つ置いてある。
私は直ぐ締紐バンドで、令嬢を、全然動くことの出来ないようにその手術台の上に縛りつけたのであるが、困ったことには、私は何等の麻酔剤をも持合せていないことであった。
暗緑色のスカートに縁紐バンドで縁取りされた胸衣ボディスをつけ、それにひじまで拡がっている白いリンネルの襟布カラー、頭にアウグスチン尼僧が被るような純白の頭布カーチーフを頂いている。
黒死館殺人事件 (新字新仮名) / 小栗虫太郎(著)
夫々一挺宛の短銃を腰帯バンドの間に備へるのを忘れたことはなかつた。
村端れの街道にはにわか建ての飲食店があふれ出て、空高く万国旗を張り挙げ紅提灯を連ね野楽バンドを奏して人を招んでゐた。
村のストア派 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
あの他人ひとの云ふことは何でも双手をあげて賛成する村長に話したら村の栄えのために村の客として迎えよう、はたをつくり、野楽隊バンドを繰り出し、花火を挙げて迎えよう
円卓子での話 (新字旧仮名) / 牧野信一(著)
下品な海員ごのみの音楽バンドにホールを鳴らして、彼もまた、特殊な寵愛をかけている何とかいう若い妓をようして客と共に踊っていた。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)