“帯革（バンド）” の例文
獅子の方は、大抵は両手を腰の帯革（バンド）にかけて凭れていて、炉火を眺めたり、時々は何か手軽な方の書類をいじったりしていた。
二都物語：01 上巻 (新字新仮名) ／ チャールズ・ディケンズ(著)
いずれも、胴着とズボンの間が、前の方だけ少し離れていて、そこから白い、大帯革（バンド）の裏が見えた。
潜航艇「鷹の城」 (新字新仮名) ／ 小栗虫太郎(著)
その食事がすっかり風味されてしまうと、獅子は再び腰の帯革（バンド）に両手を突っ込み、ごろりと横になって考え込んだ。
二都物語：01 上巻 (新字新仮名) ／ チャールズ・ディケンズ(著)