“がくたい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
楽隊81.8%
樂隊18.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
曲馬の楽隊がくたいはもうとっくから、すばらしいにぎやかさで鳴りひびいて来ています。新吉は夕飯ゆうはんをかみながら外へとび出しました。
曲馬団の「トッテンカン」 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
其中そのうちまた拍子木ひやうしぎを、二ツ打ち三ツ打ち四ツ打つやうになつて来ると、四ツつじ楽隊がくたい喇叭らつぱれて段々だん/\近くきこえまする。
牛車 (新字旧仮名) / 三遊亭円朝(著)
宗助そうすけ例刻れいこくかへつてた。神田かんだとほりで、門並かどなみはたてゝ、もうくれ賣出うりだしをはじめたことだの、勸工場くわんこうば紅白こうはくまくつて樂隊がくたい景氣けいきけさしてゐることだのをはなししたすゑ
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)
どんなによろこぶだらう、お、お、電車でんしや活動寫眞くわつどう樂隊がくたい。とうとうまちたんだな。えツ、ほんとにかゝあどもをつれてくるんだつたに。あれ、むかふにみへるのはなんだ。
ちるちる・みちる (旧字旧仮名) / 山村暮鳥(著)