ろうそくと貝がらろうそくとかいがら
海の近くに一軒の家がありました。家には母親と娘とがさびしく暮らしていました。けれど二人は働いて、どうにかその日を暮らしてゆくことができました。 父親は二年前に、海へ漁に出かけたきり帰ってきませんでした。その当座、たいへんに海が荒れて、難船が …
作品に特徴的な語句
こえ うえ っか りょう とぼ おだ こと なか はい そと おお むすめ いえ つよ 往来おうらい いか ほう にち とも とっ こな けん きん りく しず 二人ふたり ひと 今夜こんや 仏壇ぶつだん 仕事しごと やす うかが はたら いさ つつ さけ うた なげ こま 土産みやげ 夕焼ゆうや 子細しさい 安全あんぜん うち あらし かえ 年前ねんまえ いく 幾本いくほん とこ 当座とうざ あと 心配しんぱい こころざし おも かな 戸口とぐち おが 方角ほうがく 昼間ひるま 時分じぶん ばん くら くも つき 朝晩あさばん のこ 母親ははおや 毎夜まいよ 毎晩まいばん おき 波音なみおと うみ