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『祝盃』
ふりがな文庫
『
祝盃
(
しゅくはい
)
』
久野の家を出た三人は、三丁目から切通しの方へ、ブラ/\歩いていた。五六年前、彼等が、一高にいたときは、この通を、もっと活溌な歩調でいくたび散歩したか分らなかった。 その時は、啓吉も久野も、今度久しぶりで、ヒョックリ上京して来た青木も、銘々そ …
著者
菊池寛
ジャンル
文学 > 日本文学 > 小説 物語
初出
「電氣と文藝」1920(大正9)年9月号
文字種別
新字新仮名
読書目安時間
約6分(500文字/分)
朗読目安時間
約10分(300文字/分)
作品に特徴的な語句
緊張
(
ストレイン
)
活溌
(
プリスク
)
熱心
(
イーガー
)
幾何
(
いくら
)
久野
(
くの
)
前触
(
まえぶれ
)