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謀
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ぼう
ふりがな文庫
“
謀
(
ぼう
)” の例文
すべて尊氏の
謀
(
ぼう
)
だったのだ。じっくり見直してみなければならない。鎌倉在住のころも、
這奴
(
しゃつ
)
はただの“ぶらり駒”ではなかったのだ。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
あわせて呂蒙は、自分の仮病は敵方に対する当面の一
謀
(
ぼう
)
に過ぎない旨を語って、主君に心を
煩
(
わずら
)
わせたことを詫びた。
三国志:10 出師の巻
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
やつの薄あばたの一ト粒一ト粒から爪のさきまでが
謀
(
ぼう
)
の結晶で出来あがっている人間と見なしていいほどである。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
つぶうるしの
鎧
(
よろい
)
を着、
虎御前
(
とらごぜ
)
の大太刀を横たえて、三軍のうちに軍師として在る日は、一
謀
(
ぼう
)
に千兵をとらえ、一策に百軍を
捕捉
(
ほそく
)
して、これに
殲滅
(
せんめつ
)
を加えてすらなお
黒田如水
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
戦でなら負けはしないが——
謀
(
ぼう
)
にかけては
寸毫
(
すんごう
)
の油断もならぬ尊氏、義貞一生の強敵と心がくべきだ。さもなければ、鎌倉終末の大失敗を、ふたたび都でもかさねるだろう。謀だ。
私本太平記:09 建武らくがき帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
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軍
(
いくさ
)
にかけ
謀
(
ぼう
)
にかけ、始終、あの一禅門には抗しえぬ威圧感と
翻弄
(
ほんろう
)
の受け身におかれていた。何よりもその親房には、学識と思想があり、武力に理論づけ、武士を思想の下に統御していた。
私本太平記:13 黒白帖
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
謀
常用漢字
中学
部首:⾔
16画
“謀”を含む語句
謀計
陰謀
企謀
謀叛
謀略
悪謀
計謀
謀反
共謀
無謀
参謀
智謀
相謀
策謀
権謀術策
共謀者
間謀
麻叔謀
謀叛人
謀反人
...