“衣櫃”の読み方と例文
読み方割合
ころもびつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
源氏の衣服はもとより質を精選して調製してあった。幾個かの衣櫃（ころもびつ）が列に加わって行くことになっているのである。今日着て行く狩衣（かりぎぬ）の一所に女の歌が
源氏物語：13 明石 (新字新仮名) ／ 紫式部(著)
あちらこちらの打ち物の上げ場から仕上がって来ている糊（のり）をした打ち絹も源氏は見比べて、濃い紅（べに）、朱の色などとさまざまに分けて、それを衣櫃（ころもびつ）、衣服箱などに添えて入れさせていた。
源氏物語：22 玉鬘 (新字新仮名) ／ 紫式部(著)