“大気都姫”の読み方と例文
読み方割合
おおけつひめ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし大刀は犬の代りに、彼の武器を奪おうとした、大気都姫おおけつひめの胸を刺した。彼女は苦痛の声をらして、のけざまに床の上へ倒れた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
彼と同じ桃花とうかの寝床には、酒のにおいのする大気都姫おおけつひめが、安らかな寝息を立てていた。これは勿論彼にとって、珍しい事でも何でもなかった。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
それが順々に大気都姫おおけつひめと、親しそうな挨拶あいさつを交換すると、呆気あっけにとられた彼のまわりへ、れ馴れしくに席を占めた。
素戔嗚尊 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)