“大気焔”の読み方と例文
旧字:大氣焔
読み方割合
だいきえん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もっとも幽霊の話でも、どんな重大な問題の議論でも、先生はいつも同じ口調で話されるので、最後は大抵は先生のいわゆる「大気焔だいきえん」になることが多かった。
円覚寺えんがくじの前に汽車の踏切りがあるだろう、あの踏切りうちへ飛び込んでレールの上で座禅をするんだね。それで向うから来る汽車をとめて見せると云う大気焔だいきえんさ。
吾輩は猫である (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「会ったよ、会ったよ、紅葉に会って来たよ。徳太郎なかなか話せる。すこぶる快男子だ。昨宵ゆうべ徹宵よっぴて話して、二時まで大気焔だいきえんを挙げて来た。紅葉は君、実にえらい。立派な男だ!」