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大気焔
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だいきえん
ふりがな文庫
“
大気焔
(
だいきえん
)” の例文
旧字:
大氣焔
もっとも幽霊の話でも、どんな重大な問題の議論でも、先生はいつも同じ口調で話されるので、最後は大抵は先生のいわゆる「
大気焔
(
だいきえん
)
」になることが多かった。
寺田先生の追憶:――大学卒業前後の思い出――
(新字新仮名)
/
中谷宇吉郎
(著)
円覚寺
(
えんがくじ
)
の前に汽車の踏切りがあるだろう、あの踏切り
内
(
うち
)
へ飛び込んでレールの上で座禅をするんだね。それで向うから来る汽車をとめて見せると云う
大気焔
(
だいきえん
)
さ。
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
「会ったよ、会ったよ、紅葉に会って来たよ。徳太郎なかなか話せる。
頗
(
すこぶ
)
る快男子だ。
昨宵
(
ゆうべ
)
は
徹宵
(
よっぴて
)
話して、二時まで
大気焔
(
だいきえん
)
を挙げて来た。紅葉は君、実に
豪
(
えら
)
い。立派な男だ!」
硯友社の勃興と道程:――尾崎紅葉――
(新字新仮名)
/
内田魯庵
(著)
それぞれ五人十人とそこここに割拠して勝手に
大気焔
(
だいきえん
)
を吐いていた。
遺言
(新字新仮名)
/
国木田独歩
(著)
而
(
さう
)
して
末
(
すゑ
)
には
天下
(
てんか
)
を…………などゝ
云
(
い
)
ふ
大気焔
(
だいきえん
)
も有つたのです
硯友社の沿革
(新字旧仮名)
/
尾崎紅葉
(著)
▼ もっと見る
お
庇様
(
かげさま
)
を持ちまして、女の子は
撫切
(
なでぎり
)
だと、
呵々
(
からから
)
と笑う
大気焔
(
だいきえん
)
。
三枚続
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
先生、ひとりで
大気焔
(
だいきえん
)
を上げている。
大菩薩峠:06 間の山の巻
(新字新仮名)
/
中里介山
(著)
自大狂
(
じだいきょう
)
で
大気焔
(
だいきえん
)
を吐いている。近頃は立町老梅なんて名はつまらないと云うので、
自
(
みずか
)
ら
天道公平
(
てんどうこうへい
)
と号して、天道の
権化
(
ごんげ
)
をもって任じている。すさまじいものだよ。まあちょっと行って見たまえ
吾輩は猫である
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
大
常用漢字
小1
部首:⼤
3画
気
常用漢字
小1
部首:⽓
6画
焔
漢検準1級
部首:⽕
11画
“大気”で始まる語句
大気
大気燄
大気者
大気都姫
大気都比売命
大気圧
大気宇
大気張