“壕舎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
がうしや50.0%
ごうしゃ50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は彼女と別れて食堂で朝飯をすませてから壕舎がうしやに戻るとすぐに印章刻りにとりかゝつた。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
「来て下さるのはよいが、とてもひどいトタン張りの壕舎がうしやですから」
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
葬儀屋があったと覚しき場所の近くに、焼け材やトタンを使った小さな壕舎ごうしゃがあった。中をのぞくとモンペ姿の中年の女が、コンロに鍋を乗せ、何かぐつぐつと煮ていた。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)