“がうしや”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ガウシヤ
語句割合
豪奢87.5%
壕舎12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかもあのクレオパトラは豪奢がうしやと神秘とに充ち満ちたエヂプトの最後の女王ではないか? 香の煙の立ち昇る中に、冠の珠玉でも光らせながら、蓮の花か何かもてあそんでゐれば
侏儒の言葉 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
小児こども着飾きかざらせて一人々々ひとり/\乳母を附けて芝居を見せようと云ふ豪奢がうしや性質たち、和上が何かに附けて奥方の町人気質かたぎを賎むのを親思おやおもひの奥方は、じつと辛抱して実家さとへ帰らうともせず
蓬生 (新字旧仮名) / 与謝野寛(著)
私は彼女と別れて食堂で朝飯をすませてから壕舎がうしやに戻るとすぐに印章刻りにとりかゝつた。
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)
「来て下さるのはよいが、とてもひどいトタン張りの壕舎がうしやですから」
老残 (新字旧仮名) / 宮地嘉六(著)