“ごうしゃ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
豪奢97.5%
壕舎0.8%
豪洒0.8%
郷社0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
豪奢ごうしゃな町人趣味の饗宴は、ようやく、伯をして、少々倦怠けんたいを催させて来たし、たえず、その顔いろを見ている高瀬理平にもわかった。
かんかん虫は唄う (新字新仮名) / 吉川英治(著)
葬儀屋があったと覚しき場所の近くに、焼け材やトタンを使った小さな壕舎ごうしゃがあった。中をのぞくとモンペ姿の中年の女が、コンロに鍋を乗せ、何かぐつぐつと煮ていた。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)
全く、この下町K——には初めての豪洒ごうしゃな浴場だったのです。
足の裏 (新字新仮名) / 蘭郁二郎(著)
村の郷社ごうしゃの行事でも、かつては法師が参与したものが多かったので、双方を通じてこの名で呼んだのであろうが、その実質は決して仏教によって導入せられたものでないと思う。
年中行事覚書 (新字新仮名) / 柳田国男(著)