“梱包”の読み方と例文
読み方割合
こんぽう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そう言う波子は、問屋の男たちが道ばたで梱包こんぽうをしている表通りを避けて、人目につかない横丁に俺を導いた。炎天から日かげにはいれたのも助かった。
いやな感じ (新字新仮名) / 高見順(著)
私は残った工場と従業員たちで、軍から払下げられた一九式梱包こんぽう用の原紙を使い衣装ばこを作って売出し、家財道具を失った人々に好評を博したものである。
薬品行嚢が梱包こんぽうされる前か、梱包される途中かは判らない。誰かが抜き取ってしまったのである。
狂い凧 (新字新仮名) / 梅崎春生(著)