“衣裳葛籠”の読み方と例文
読み方割合
いしょうつづら100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
上からはあり合すもの、衣裳葛籠いしょうつづら煙草盆たばこぼん煙管きせる、茶碗、湯呑、香箱こうばこの類、太鼓、鼓、笛や三味線までも投げ尽したが、もう立臼のような投げて投げ甲斐のあるものがありませんでした。
この胆吹山へ突入までの石田村の田圃たんぼの中で、衣裳葛籠いしょうつづらい出して、田螺たにしに驚いて蓋をさせたあの場を、どうして、どういうふうにのがれ出して、この胆吹山まで転向突入するまでに立至ったのか
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)