“暗箱”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あんばこ50.0%
あんはこ25.0%
カメラ25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ある時は長いU字形に屈折した暗箱あんばこを作って、その中へ沢山のレンズや鏡を仕掛しかけ、不透明な物体のこちらから、まるで何の障害物もない様に
湖畔亭事件 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
それは、子ともきに寫眞しやしん沿革えんかくから撮影さつえい現像げんぞう、燒つけほう、それに簡單かんたん暗箱あんはこつくり方までを説明せつめいしてある。たしか博文館はくぶんくわんはつ行のせう理科りくわそう書の一さつだつたかとおもふ。
発声映画の撮影暗箱カメラを、この解剖室の天井裏までかつぎ上げたものであろう……如何なる目的の下に、斯様かような詰らない闇黒の場面を、いつまでもいつまでも辛棒強く凝視した……否
ドグラ・マグラ (新字新仮名) / 夢野久作(著)