暗箱あんはこ)” の例文
それは、子ともきに寫眞しやしん沿革えんかくから撮影さつえい現像げんぞう、燒つけほう、それに簡單かんたん暗箱あんはこつくり方までを説明せつめいしてある。たしか博文館はくぶんくわんはつ行のせう理科りくわそう書の一さつだつたかとおもふ。
薄板うすいた組合くみあはせて名かた暗箱あんはこをこしらへる。内すみる。から十五錢ばかりでしかるべき焦點距離せうてんきよりを持つ虫鏡をつて來て竹つゝにはめんだのを、一方のめんにとりつける。
あの手せい暗箱あんはこをこしらへたころ、毎日目ろくながめてはたのしんでゐたころ車の疾走しつそうなどを大さわぎでうつしてよろこんでゐたころ、それらをおもひ返すと、わたしむねには何かしらへんさびしさがいてくる。