“箱:はこ” の例文
“箱:はこ”を含む作品の著者(上位)作品数
小川未明56
泉鏡花9
宮沢賢治9
泉鏡太郎8
楠山正雄5
“箱:はこ”を含む作品のジャンル比率
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)10.6%
文学 > 日本文学 > 小説 物語0.6%
文学 > 日本文学 > 評論 エッセイ 随筆0.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
おばあさんはそういって、どくのついているくしを、はこから取りだし、手のひらにのせて高くさしあげてみせました。
「おや、どうかしたのかい。たいへん顔色がわるいよ」といながらたなからくすりはこをおろしました。
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「それではね、いちごを二はこと、それからなにかめずらしいものがあったら、いつものくらいずつ、とどけてくださいな。」
水菓子屋の要吉 (新字新仮名) / 木内高音(著)
そしてなかから、たくさんの金貨きんかったはこを、父親ちちおやのねているまくらもとにってきました。
青い時計台 (新字新仮名) / 小川未明(著)
良二りょうじは、びあがって、ながめていました。いくつかのはこに、まるはたっています。
昼のお月さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
「ありがとうございます。」と、ひとのよいおじさんは、よろこんで、はこをかついで、おうちかえりました。
夏の晩方あった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「いえ、親分。そんなことをしたら、曲者は姿を隱して了ひます。私一人なら、馬鹿にしてこのはこを取る氣にもなりませう」
さらに入院家畜にゅういんかちく病室びょうしつでもあろう、犬のはこねこの箱などが三つ四つ、すみにかさねあげてある。
老獣医 (新字新仮名) / 伊藤左千夫(著)
それでも、とうとうたれかが上がってきましたが、なにかふたつ三つ大きなはこを、すみのほうへほうりだして行ったばかりでした。
すなうえに、ただ一つ、だまってかれている、ちいさなはこほうかってあるきました。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それがまだ固くしぶい時分に枝からいで、なるべく風のあたらないところへ、はこかごに入れておく。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
これがくわつと、かべならんだ提灯ちやうちんはこうつる、と温泉いでゆかをりぷんとした。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
それにぶあつな本をおしこんだはこが数えきれないほど、そのほかにもえたいのしれぬ荷物にもつが山とつまれている。
祕藏ひざうはこから……しておぼえはないけれど、寶石はうせきでも取出とりだすやうな大切たいせつ
十六夜 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
そしてってきて、むすめまえへ、たなのうえにあった二つのはころしてならべました。
気まぐれの人形師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
青年せいねんは、ちにったふねが、とおくからってきてくれたはこのことをおもしました。
希望 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれは、はこのふたをけると、おおきなざるのなかへ、はこなかのごみをすっかりあけてしまいました。
風の寒い世の中へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
用簟笥のくわんひゞかして、あかい天鵞絨でつたさいはこつてた。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
こうかなしそうにいって、乙姫さまは、おくからきれいな宝石ほうせきでかざったはこを持っておいでになって、
浦島太郎 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
なか十人じふにんばかりの一組ひとくみが、ばん藝者げいしやんで、はこはひつた。
木菟俗見 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
このときあちらから、はこ背中せなかにしょって、つえをついた一人ひとりのじいさんがあるいてきました。
どこで笛吹く (新字新仮名) / 小川未明(著)
なんといっても子供こどもらは、はこなかはいっている、あめチョコさえべればいいのです。
飴チョコの天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのうちに、まったくはこなかからになると、一人ひとり空箱からばこどぶなかてました。
飴チョコの天使 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おじさんは、そういって、自転車じてんしゃについているはこから、あめをしてきて、みんなにけてくれました。
こま (新字新仮名) / 小川未明(著)
「これからどこへいくのですか。」と、つきはたずねました。はこは、だまって、物思ものおもいにしずんでいましたが、
負傷した線路と月 (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれからだくろはこなかれて、墓地ぼちへはこんでほうむったのであります。
銀のつえ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そしてみなとうち停泊ていはくすると、小舟こぶねいくつもはこんでりくをさしてこいできました。
カラカラ鳴る海 (新字新仮名) / 小川未明(著)
しかし海蔵かいぞうさんは、いま、つまんだ油菓子あぶらがしをまたもとのはこれてしまいました。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
「おじょうさん、これをごらんください。」といって、宝石屋ほうせきやは、はこのふたをひらきました。
笑わない娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
もうほどなく、馬車ばしゃるというので、待合室まちあいしつにいた人々ひとびとが、はこなかへはいりかけました。
しらかばの木 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「だって、はこなかへはいっているのだろう。うえからなぐれないし、ぼくこまったのだよ。」
はととりんご (新字新仮名) / 小川未明(著)
少女おとめむねをどきつかせながらのぞきみますと、おかあさんはそっとはこのふたをあけました。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そこには、美しいくつだの、ぴかぴか光る長ぐつだのがはいった、大きなガラスりのはこが並んでいました。
自分じぶんにいると、さもうれしそうに、それを丁寧ていねいはこなかおさめました。
気まぐれの人形師 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「じっとしているから、おねえさんにはこのふたをはずしてもらって、ぼくが、なぐってやろうとしたのだ。」
はととりんご (新字新仮名) / 小川未明(著)
あきになっている、すこしのひろばへ、かたから、あめのはこと、げているかごをろしました。
ひばりのおじさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
ある仏壇ぶつだんのひきだしをけてみますと、ちいさなはこなか利助りすけのさかずきがはいっていました。
さかずきの輪廻 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今の自分はちようど高あつ電流の通ふはこの中にぢこめられた人間の樣なものであるとかんがへた。
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
おとこは、ちいさなはこなかから、銀色ぎんいろひか小豆粒あずきつぶほどのいししました。
木と鳥になった姉妹 (新字新仮名) / 小川未明(著)
玉虫たまむしよ。ほらごらんなさい。」と、そのちいさなはこ久代ひさよさんは、春子はるこさんのわたしました。
玉虫のおばさん (新字新仮名) / 小川未明(著)
そうじにんは、ごみためのはこなかのごみをあけてしまうと、ぐるまいて、あちらへかえってゆきました。
風の寒い世の中へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
また、げたばこのしたしてあったスリッパを、はこなかおさめていました。
鳥鳴く朝のちい子ちゃん (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは、さむばんで、ざるは、はこなかのわらにうずまって、ねむっていました。
「きのうまで、はこなかにはいっていたんですよ。また、太郎たろうさんが使つかって、どこかへわすれたのでしょう。」
古いはさみ (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのひとは、時計屋とけいやさんですが、金網かなあみはこつくって、そのなかに、らんをれておいたというのです。
らんの花 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そしてはこの中にかくしておいたきつねをさっそくして、そのがしてやりました。
葛の葉狐 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
巫女くせよせばあさんははこつゝんだ荷物にもつそのまゝ自分じぶんひざきつけてつてる。
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そのとしあきの、ちょうど彼岸ひがんごろでありました。外国がいこくから、ちいさなかるかみはこがとどきました。
青い花の香り (新字新仮名) / 小川未明(著)
おじいさんは、はこなかから、一ぽんふとふでをとりだして、いいました。それは、しろふででありました。
山に雪光る (新字新仮名) / 小川未明(著)
小砂利こじゃりをいっぱいんだはこうえに、先刻さっきのどなった、元気げんき若者わかものっていました。
白い雲 (新字新仮名) / 小川未明(著)
自転車じてんしゃうえちいさなはこ舞台ぶたいなかには、見覚みおぼえのあるあかトラのていました。
花の咲く前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うさぎのお母さんははこから万能散まんのうさん一服いっぷく出してホモイにわたして、
貝の火 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
とおばさんはいって、つとそばによりました。そしてしばらくじっとはこの中をのぞきみながら、
羅生門 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
といって、はねまわっていました。するとおとうさんは、また一つひらたいはこして、
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
せまい、身動みうごきもできないようなくらはこなかしこめられて、わたしはしかたなくじっとしていました。
子供の時分の話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おおきな、鉄格子てつごうしのはまった、四かくはこくるませてきました。
赤いろうそくと人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのあとから三にんは、ひそひそとはなしながら、じいさんのまえになっているはこうえをのぞいていますと、突然とつぜん
空色の着物をきた子供 (新字新仮名) / 小川未明(著)
きみべない。」と、ふいにキャラメルのはこをひざのうえいたものがあります。見上みあげると、小泉こいずみでした。
生きぬく力 (新字新仮名) / 小川未明(著)
まさちゃんは、かおなじみの紙芝居かみしばいのおじさんが、きょうは、あめのはいったはこをかついできたので、をまるくしました。
夏の晩方あった話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
すると障子しょうじのはまったはこなかはいって、仲間なかまがうたっていました。
春がくる前 (新字新仮名) / 小川未明(著)
「おお、うみほおずきは、もうこのはこそこのほうにしまいましたよ。」と、おばあさんはこたえました。あやはがっかりしました。
海ほおずき (新字新仮名) / 小川未明(著)
そのみづはこからあふれてむらしもはうながれてきます。
ふるさと (旧字旧仮名) / 島崎藤村(著)
それで万一まんいちかえされない用心ようじんに、つなうで丈夫じょうぶはこの中にれて、もんそとに、
羅生門 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
そしてそのとき、全部ぜんぶはこをあらためてなかったのをいたのでありました。
カラカラ鳴る海 (新字新仮名) / 小川未明(著)
それからまたはこころがしたやうな、へだての障子しやうじさへちひさないへをんなをとこみちびくとて
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
そのはこなかには、かつて、とらや、ししや、ひょうなどをれたことがあるのです。
赤いろうそくと人魚 (新字新仮名) / 小川未明(著)
おくさん、なおしてみせます。」といって、っているはこをおろしました。
初夏の不思議 (新字新仮名) / 小川未明(著)
うしあたまはこにつけて仰向あおむけになったままじたのでした。
波荒くとも (新字新仮名) / 小川未明(著)
「それは、ありがとう。」と、まことさんは、はこなかから、一ぴきとりして、
僕たちは愛するけれど (新字新仮名) / 小川未明(著)
金太郎は中學で物理の時間に四かくをりのやうなはりさい工のはこの中に人間を入れておいて、そのはこに高あつ電流を通じても
坂道 (旧字旧仮名) / 新美南吉(著)
このえのきしたはこのやうな、ちひさな、番小屋ばんごやてゝ
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
おとこは、うすぐらくなった光線こうせんのうえで、はこうえにのせてあったぜにげて、しらべてました。
火を点ず (新字新仮名) / 小川未明(著)
それは、やどかりのはいった、はこをござのうえいて、っているのでした。
ある夜の姉と弟 (新字新仮名) / 小川未明(著)
つきは、さっそく、ふねうえへやってきて、はこらしたのであります。
負傷した線路と月 (新字新仮名) / 小川未明(著)
松明たいまつの火が火縄ひなわにうつり、その真下にんであった銃丸じゅうがんはこから火薬かやく威力いりょくはっしたのである。
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
代助はかるはこが、軌道レールうへを、苦もなくすべつてつては、又すべつてかへる迅速な手際てぎはに、軽快の感じを得た。
それから (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)
とおかあさんはいいながら、戸棚とだなおくにしまってあるはこしました。
白い鳥 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
学生はかばんから敷島しきしまを一つとキャラメルの小さなはこを出していた。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
少年は、すみっこのはここしかけて、たいくつまぎれに、わざと口から白い湯気をはいておもしろがっているが、じつは、何か食べたくてしようがないのだ。
料理人クツク片手かたて胡椒こせうはこもつました、あいちやんはすでかれ法廷ほふていはいらぬまへ
愛ちやんの夢物語 (旧字旧仮名) / ルイス・キャロル(著)
主人しゅじんは、羽織はおり・はかまをけて、ちゃわんをりっぱなはこなかおさめて、それをかかえて参上さんじょういたしました。
殿さまの茶わん (新字新仮名) / 小川未明(著)
おばあさんは、あわててはこなかのこりの品物しなものれています。
海ほおずき (新字新仮名) / 小川未明(著)
どのはこなかにも、うまはいって、兵隊へいたいさんがついていました。
昼のお月さま (新字新仮名) / 小川未明(著)
附木つけぎものだの、うたうたふものだの、元結もつとゐよりだの、早附木はやつけぎはこ内職ないしよくにするものなんぞが
化鳥 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)
おとうさんはやっとすわって、おちゃを一ぱいのむひまもないうちに、つつみの中から細長ほそながはこして、にこにこしながら、
松山鏡 (新字新仮名) / 楠山正雄(著)
かあさまは、そのちいさい、かるはこのひもをきにかかりながら、
青い花の香り (新字新仮名) / 小川未明(著)
かれはそのしままちや、むらでやはりくすりはこって、バイオリンをらして、毎日まいにちのようにあるいたのです。
海のかなた (新字新仮名) / 小川未明(著)
キャラメルのはこ敷島しきしまは秋らしい日光のなかにしずかによこたわった。
十六日 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
それは、いつものやさしい女房にょうぼうでなく、おそろしい、けものが、はこまえにすわって仕事しごとをしていたからです。
お化けとまちがえた話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
問題の初音の鼓は、皮はなくて、ただどうばかりがきりはこに収まっていた。
吉野葛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
だんだんひろがっておそろしい大きなはこになったりするのでございました。
雁の童子 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
とうさんは、店頭みせさきはりはこのようにいたをつけました。
つばめの話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
さすがに、自慢じまん宝石屋ほうせきやも、このこたえにびっくりして、そうそうにはこかかえて、そのいえからしてしまいました。
笑わない娘 (新字新仮名) / 小川未明(著)
戸田とだは、かいこをはこを一つ、まぶしを一つつくってくれました。
芽は伸びる (新字新仮名) / 小川未明(著)
女房にょうぼうは、あかるい、障子窓しょうじまどしたへ、はこいて、それをだいにして、うえ封筒ふうとうっていました。
お化けとまちがえた話 (新字新仮名) / 小川未明(著)
はこにとって、ふってみました。なんごたえもないのでした。
牛をつないだ椿の木 (新字新仮名) / 新美南吉(著)
るといま葉卷はまきはこつゝんであつた新聞紙しんぶんし
それは小さな家ぐらいある白い四角のはこのようなもので、人が四五人ついて来た。
黄いろのトマト (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
そのなかの、一つのはこだけは、とびらがひとところいていました。
汽車の中のくまと鶏 (新字新仮名) / 小川未明(著)
今も小木町には幾軒かのはこ屋があって、大きな鉄金具を打った桐箪笥を作ります。
手仕事の日本 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)