“とつぜん”の漢字の書き方と例文
語句割合
突然100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
周囲まわりてもらぬひとばかりであったが、突然とつぜんくちひげのえた角顔かくがおおとこひとが、かれまえへやってきて、ていねいにあたまげました。
村へ帰った傷兵 (新字新仮名) / 小川未明(著)
そういう彼女の打ちしおれたような様子は私にはたまらないほどいじらしく見えた。突然とつぜん後悔こうかいのようなもので私の胸は一ぱいになった。
美しい村 (新字新仮名) / 堀辰雄(著)
吾等われら喫驚びつくりして其方そなた振向ふりむくと、此時このとき吾等われらてるところより、大約およそ二百ヤードばかりはなれたもりなかから、突然とつぜんあらはれて二個ふたりひとがある。