“差押”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さしおさえ60.0%
さしおさへ20.0%
さしおさ20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
覚悟はしていたものの、督促の期限がきれて執達吏から牝馬の差押さしおさえを食わされたとき、彼はその結果に、いまさらびっくりせずにいられなかった。
荒蕪地 (新字新仮名) / 犬田卯(著)
「弱つた! 君がああして取緊とつちめてくれたのは可いが、この返報に那奴あいつどんな事を為るか知れん。明日あしたあたり突然どん差押さしおさへなどをくはせられたらたまらんな」
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
で、其手紙そのてがみは一わたし押収おうしうすることにして、一たんつくゑ抽斗ひきだしそこれてたが、こんな反故屑ほごくづ差押さしおさへてそれなんになるか。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)