“其手紙”の読み方と例文
読み方割合
そのてがみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で、其手紙そのてがみは一わたし押収おうしうすることにして、一たんつくゑ抽斗ひきだしそこれてたが、こんな反故屑ほごくづ差押さしおさへてそれなんになるか。
背負揚 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
頼まれ毎度まいど頼み置し事有しが其手紙そのてがみは何方へ屆けしやと尋ねけるに亭主ていしゆ答へて私し方は道端みちばたの見世故在々へ頼まれる手紙は日々二三十ぽんほども有ば一々に覺え申さずことに二十二三年跡の事なれば猶更なほさらぞんじ申さずとこたへけるにいよ/\澤の井の宿所しゆくしよ手懸てがかりなく是に依て次右衞門三五郎の兩人はいろ
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)