“長外套”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
なががいとう33.3%
がいとう33.3%
カフタン33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔から大道店だいどうみせに、酔払いは附いたもので、お職人親方手合てあいの、そうしたのは有触ありふれたが、長外套なががいとうに茶の中折なかおれひげの生えた立派なのが居る。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
ドゥニャーシャ (当惑して)そう、いいわ……でもその前に、わたしの長外套がいとうを持ってきてくださらない。……洋服箪笥ようふくだんすのそばにあるわ。……すこし、じめじめしてきた……
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
それは長外套カフタンを着、あごひげをたくわえた若者で、見たところ組合の労働者らしかった。半ば開いた戸口からは、おかみが顔をのぞけていた。ラスコーリニコフは身を起こした。