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有触
ふりがな文庫
“有触”の読み方と例文
読み方
割合
ありふ
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ありふ
(逆引き)
昔から
大道店
(
だいどうみせ
)
に、酔払いは附いたもので、お職人親方
手合
(
てあい
)
の、そうしたのは
有触
(
ありふ
)
れたが、
長外套
(
なががいとう
)
に茶の
中折
(
なかおれ
)
、
髭
(
ひげ
)
の生えた立派なのが居る。
露肆
(新字新仮名)
/
泉鏡花
(著)
中に一枚歌磨の自画像だと称して特に
金紙
(
きんし
)
の装幀を施した絵をわざと高い
処
(
ところ
)
から降ろして観せて
呉
(
く
)
れたのが
有触
(
ありふ
)
れた
遊冶郎
(
いうやらう
)
の絵であつたのは驚いた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
膳の上にあるのは
有触
(
ありふ
)
れた
鯵
(
あじ
)
の塩焼だが、ただ
穂蓼
(
ほたで
)
を置き合せたのに、ちょっと細君の心の味が見えていた。主人は
箸
(
はし
)
を
下
(
くだ
)
して後、再び猪口を取り上げた。
太郎坊
(新字新仮名)
/
幸田露伴
(著)
有触(ありふ)の例文をもっと
(4作品)
見る
有
常用漢字
小3
部首:⽉
6画
触
常用漢字
中学
部首:⾓
13画
“有”で始まる語句
有
有難
有無
有様
有之
有頂天
有耶無耶
有名
有明
有体
“有触”のふりがなが多い著者
与謝野寛
幸田露伴
与謝野晶子
夢野久作
泉鏡花