“手合”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
てあい60.0%
てあひ20.0%
てあ10.0%
てえ5.0%
でええ5.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
昔から大道店だいどうみせに、酔払いは附いたもので、お職人親方手合てあいの、そうしたのは有触ありふれたが、長外套なががいとうに茶の中折なかおれひげの生えた立派なのが居る。
露肆 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
これで見ると、女には正直者が多いが、男には仏様の前でもペテンをり兼ねない手合てあひが少くないといふ事になる。ぐわんを掛けて願が叶ふ。
ひるすぎになって、西京さいきょう大家たいか大坪道禅おおつぼどうぜん馬術ばじゅつ母衣流ほろながしの見ごとなしきをはじめとし、一門の騎士きしあぶみをならしてをあらそい、ほかに剣道組けんどうぐみから数番の手合てあわせが開始されたが
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
しばらくこつちへもなかつたつけが、らおつぎぢやあんめえか、大層たえそえゝむすめつちやつたなあ、もつともはあうい手合てえはちつとねえでちやわかんなくんなすぐだかんな
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
サア殺せと仰しゃッた時は誰もてなかったとね、仕事師手合でええが五十人ばかり手鍵を持って来たが、てなかったくれえだから組合くみええの者がみんなそう云って居やす