“合手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あいて50.0%
あひて25.0%
あひのて25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
で私の遊び合手あいては、あたしをも釜前かままえにつれていった。冬などは、わらの上にすわって、遠火とおびに暖められていると非常に御機嫌になって、芋屋の子になってしまいたかった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
その次第を伺つて、わたくしの力で及ぶ事でありましたら、随分御相談合手あひてにも成らうかと、実は考へるので。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
しんとしたを遠く門外の往來をば、最初に義太夫の流しが「やなぎ」の合手あひのてを彈いて通ると、其の次には、何時頃から流行はやり出したとも知れぬ俗惡な流行唄はやりうたを歌つて行く男がある。
新帰朝者日記 (旧字旧仮名) / 永井荷風(著)