合手あいて)” の例文
で私の遊び合手あいては、あたしをも釜前かままえにつれていった。冬などは、わらの上にすわって、遠火とおびに暖められていると非常に御機嫌になって、芋屋の子になってしまいたかった。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)
とやるので、合手あいては苦い顔をしてだまってしまう。私はそこにもきて、すず大壺つぼみいれてあるお水をもらって、飲んだり、眼につけていたりする人を眺めていた。
私の赤ン坊の時分からよく合手あいてをして遊ばせてくれた。
旧聞日本橋:02 町の構成 (新字新仮名) / 長谷川時雨(著)