“遊冶郎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ゆうやろう75.0%
いうやらう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
してござったら昼でもならずものと遊冶郎ゆうやろうの多いところですから乱暴しないとも限りませんから、私がついて行ってさんじましょう
空中征服 (新字新仮名) / 賀川豊彦(著)
しかし拙者が肩を入れるとしてもだ、世間の金持の遊冶郎ゆうやろうのするように、大金をほうり出して、馬鹿を尽した引かせ方はせぬつもりじゃ。
大菩薩峠:19 小名路の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
外には厳格を装ひたる武士道の勇者も、内は言ひ甲斐なき遊冶郎いうやらうにてありし。泰平と安逸とは人心を駆つて遊蕩に導くは古今歴史上の通弊なり。
中に一枚歌磨の自画像だと称して特に金紙きんしの装幀を施した絵をわざと高いところから降ろして観せてれたのが有触ありふれた遊冶郎いうやらうの絵であつたのは驚いた。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛与謝野晶子(著)