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遊冶郎
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いうやらう
ふりがな文庫
“
遊冶郎
(
いうやらう
)” の例文
外には厳格を装ひたる武士道の勇者も、内は言ひ甲斐なき
遊冶郎
(
いうやらう
)
にてありし。泰平と安逸とは人心を駆つて遊蕩に導くは古今歴史上の通弊なり。
粋を論じて「伽羅枕」に及ぶ
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
中に一枚歌磨の自画像だと称して特に
金紙
(
きんし
)
の装幀を施した絵をわざと高い
処
(
ところ
)
から降ろして観せて
呉
(
く
)
れたのが
有触
(
ありふ
)
れた
遊冶郎
(
いうやらう
)
の絵であつたのは驚いた。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
心も空に、吉原へ飛んで行く
遊冶郎
(
いうやらう
)
の中に、たま/\諸行無常とか、
色即是空
(
しきそくぜくう
)
とか言つた後生氣を出して、此乞食坊主の鐵鉢に、小錢を投り込んで行く人間も、
稀
(
まれ
)
にはあることでせう。
銭形平次捕物控:174 髷切り
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
三枚橋辺にて高貴の内政たる異母姉に面したる時の感慨は女性らしき思想を一変して、あはれわれも女に生れ
出
(
いで
)
たる上は、三千世界の
遊冶郎
(
いうやらう
)
を
蕩
(
とろ
)
かし尽さんとの大勇猛を起さしめたり。
「伽羅枕」及び「新葉末集」
(新字旧仮名)
/
北村透谷
(著)
遊
常用漢字
小3
部首:⾡
12画
冶
常用漢字
中学
部首:⼎
7画
郎
常用漢字
中学
部首:⾢
9画
“遊冶”で始まる語句
遊冶
遊冶放蕩
遊冶懶惰