“カフタン”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
下衣33.3%
加夫単33.3%
長外套33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
葬龕の周囲には彼女の家族の人たちが立っていた。召使いらは肩に紋章入りのリボンを付けた黒の下衣カフタンを着て、手に蝋燭を持っていた。
い加減にペエジを繰つて見れば、牧色ムジイク加夫単カフタン沽未士クミスなぞと云ふ、西洋語の音訳が出て来るのも、僕にはやはり物珍しい。こんな翻訳が上梓じやうしされた事は原著者托氏としも知つてゐたであらうか。
点心 (新字旧仮名) / 芥川竜之介(著)
それは長外套カフタンを着、あごひげをたくわえた若者で、見たところ組合の労働者らしかった。半ば開いた戸口からは、おかみが顔をのぞけていた。ラスコーリニコフは身を起こした。