“がいとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外套92.6%
街燈2.4%
街頭2.0%
街灯1.4%
該当1.0%
外頭0.3%
長外套0.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雨はだんだんみつになるので外套がいとうが水を含んでさわると、濡れた海綿かいめんすようにじくじくする。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
なるほど充分に雨を含んだ外套がいとうすそと、中折帽のひさしから用捨なく冷たい点滴てんてきが畳の上に垂れる。
琴のそら音 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
ところどころにいている街燈がいとうひかりえるだけで、あとはかぜおとこえるばかりでした。
三月の空の下 (新字新仮名) / 小川未明(著)
その表情が街燈がいとうの光をななめに受けていかにもなまめかしくまた愛くるしく、重吉の眼に映じた。
ひかげの花 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
古代の姿なりをした、舞台に出て来そうなものが、街頭がいとうを歩いているのであった。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
可憐売到街頭去 あわれし りに街頭がいとういたくも
一夕 (新字旧仮名) / 永井荷風(著)
沈黙の倉庫の前まで来ると、向うに火の消えた街灯がいとうの柱が何事か云いたげに立っていた。その下に、長々と横たわっている黒い物があった。
疑問の金塊 (新字新仮名) / 海野十三(著)
昼まは、日の光がぎらぎらてりつけます。でも、トニイのやたい店は、橄欖樹かんらんじゅのかげのなかにあります。夕方になると、すぐ上の方に、あかるい街灯がいとうがともります。
街の少年 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
この興行は、大入り満員の売切れつづきで、すばらしい人気を博したのみならず、その人気に該当がいとうする実質を、見る人に与えたようです。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
人相書も付随しているので、一時警視庁は、それに該当がいとうする人物の探査に全力を傾注けいちゅうした。
女肉を料理する男 (新字新仮名) / 牧逸馬(著)
「素面欄鉤らんこうニ倚リ、嬌声外頭がいとうニ出ヅ、若シ是織女ニ非ズンバ、何ゾ必シモ牽牛ヲ問ハン」
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ドゥニャーシャ (当惑して)そう、いいわ……でもその前に、わたしの長外套がいとうを持ってきてくださらない。……洋服箪笥ようふくだんすのそばにあるわ。……すこし、じめじめしてきた……
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)