“がいとう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
外套91.0%
街燈3.2%
街頭2.3%
該当1.5%
街灯1.2%
外頭0.3%
我意等0.3%
長外套0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この時水色のはげしい光の外套がいとうを着た稲妻いなずまが、向うからギラッとひらめいて飛んで来ました。そして童子たちに手をついて申しました。
双子の星 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
街燈がいとうはともっていた。わたしは長いこと歩いてノートル・ダームのお寺へ行って、マチアに会うことにした。わたしは元気がすっかりなくなっていた。
古代の姿なりをした、舞台に出て来そうなものが、街頭がいとうを歩いているのであった。そういう幾たりかの男女を、僕は或日 Freiburgフライブルク で見た。
ドナウ源流行 (新字新仮名) / 斎藤茂吉(著)
この興行は、大入り満員の売切れつづきで、すばらしい人気を博したのみならず、その人気に該当がいとうする実質を、見る人に与えたようです。
大菩薩峠:22 白骨の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
そして、このものには、幾本いくほんあしがあって、それがへびのように、電信柱でんしんばしら街灯がいとうはしらに、まきついて、つめからがしたたっている。
天女とお化け (新字新仮名) / 小川未明(著)
「素面欄鉤らんこうニ倚リ、嬌声外頭がいとうニ出ヅ、若シ是織女ニ非ズンバ、何ゾ必シモ牽牛ヲ問ハン」
岷山の隠士 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
私し親戚しんせきのことゆゑ二人を引取世話せわいたし其後昌次郎がつまに仕つりしが傳吉これをかへつてねたみ其上村長役を傳吉へ申付られ候ゆゑ名主なぬし權威けんゐを以て段々押領あふりやう我意等がいとう振舞ふるまひ候故村中私しへ村長を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ドゥニャーシャ (当惑して)そう、いいわ……でもその前に、わたしの長外套がいとうを持ってきてくださらない。……洋服箪笥ようふくだんすのそばにあるわ。……すこし、じめじめしてきた……
桜の園 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)