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がいとう
ふりがな文庫
“
街頭
(
がいとう
)” の例文
街頭
(
がいとう
)
へ
身
(
み
)
をさらし、
雪
(
ゆき
)
まじりの
風
(
かぜ
)
の
吹
(
ふ
)
く
中
(
なか
)
で、バイオリンを
弾
(
ひ
)
き、
悲痛
(
ひつう
)
の
唄
(
うた
)
をうたって、
道
(
みち
)
ゆく
人
(
ひと
)
の
足
(
あし
)
を
止
(
と
)
めようとしました。
風はささやく
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
古代の
姿
(
なり
)
をした、舞台に出て来そうなものが、
街頭
(
がいとう
)
を歩いているのであった。そういう幾たりかの男女を、僕は或日
Freiburg
(
フライブルク
)
で見た。
ドナウ源流行
(新字新仮名)
/
斎藤茂吉
(著)
池田屋と云って分らなければ、
此
(
こ
)
のお嬢さんの住んで居る店だと云ったら、多分知らない者はあるまい。己の信ずる所によると、内のお嬢さんは、銀座
街頭
(
がいとう
)
第一の
美姫
(
びき
)
なのだから。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
不潔なモルフィネ中毒患者を
装
(
よそお
)
って、よろよろ歩いていたし、一方ルーズベルトの特使の方は、
男使
(
だんし
)
と
女使
(
じょし
)
の二人組で
街頭
(
がいとう
)
一品料理は如何でございと
屋台
(
やたい
)
を引張って触れて歩いていたのである。
共軛回転弾:――金博士シリーズ・11――
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
可憐売到街頭去
憐
(
あわれ
)
む
可
(
べ
)
し
売
(
う
)
りに
街頭
(
がいとう
)
に
到
(
いた
)
り
去
(
ゆ
)
くも
一夕
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
▼ もっと見る
もっとも、一
度
(
ど
)
、
街頭
(
がいとう
)
で
朝鮮人
(
ちょうせんじん
)
のくつなおしに
裏皮
(
うらがわ
)
をとりかえさせて、
月給
(
げっきゅう
)
のほとんど
全部
(
ぜんぶ
)
を
払
(
はら
)
わせられたことがあります。
兄の声
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
二十
余年
(
よねん
)
の
間
(
あいだ
)
に、いろいろのことがあったが、ついに、ふたたび、バイオリンを
抱
(
いだ
)
いて
自
(
みずか
)
ら
歌
(
うた
)
い、
街頭
(
がいとう
)
に
立
(
た
)
たなければならぬ
身
(
み
)
の
上
(
うえ
)
となったときに、
昔
(
むかし
)
の
場所
(
ばしょ
)
を
選
(
えら
)
ばずにはいられませんでした。
街の幸福
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
ひとり、この
花
(
はな
)
ばかりでなしに、
諸国
(
しょこく
)
からここに
集
(
あつ
)
められた、それらの
珍
(
めずら
)
しい
花々
(
はなばな
)
も、みんな
特色
(
とくしょく
)
を
失
(
うしな
)
って、一
様
(
よう
)
に
街頭
(
がいとう
)
から
風
(
かぜ
)
に
送
(
おく
)
られてくるほこりを
頭
(
あたま
)
から
浴
(
あ
)
びて、
葉
(
は
)
の
面
(
おもて
)
が
白
(
しろ
)
くなっていました。
公園の花と毒蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
“街頭”の意味
《名詞》
街頭(がいとう)
市街の路上。街上。まちかど。
(出典:Wiktionary)
街
常用漢字
小4
部首:⾏
12画
頭
常用漢字
小2
部首:⾴
16画
“街頭”で始まる語句
街頭強盗