“しもと”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
70.1%
9.0%
6.0%
3.0%
楉枝3.0%
3.0%
鞭責3.0%
1.5%
鞭笞1.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
この人は、婦人おんなしいたげた罪を知って、朝に晩にしもと折檻せっかんを受けたいのです。一つは世界の女にかわって、私がそのうらみを晴らしましょう。
山吹 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
をすゝきのしもとに交り穗になびく山ふところの秋蕎麥の花
長塚節歌集:2 中 (旧字旧仮名) / 長塚節(著)
裸体にされた幾組の男女が、かしこの岩石の上、こなたの熱泉のほとりに引据ひきすえられている。牛頭馬頭ごずめずに似た獄卒ごくそつが、かれ等に苛責かしゃくしもとを加えている。
雲仙岳 (新字新仮名) / 菊池幽芳(著)
もし刑罰とすれば、めぐみしもとなさけむちだ。実際その罪を罰しようとするには、そのまま無事に置いて、平凡に愚図愚図ぐずぐず生存いきながらえさせて、しわだらけのばばにして、その娘を終らせるがいと、私は思う。
海神別荘 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
しもとやぶつた。』
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
土兵に命じて、大勢の中で、董荼奴を裸にし、その背へしもとをもって百杖の刑打けいだを加えた。五体血まみれになった上、面目を失って、董荼奴は自分のたむろへ帰って行ったが、無念でたまらないらしい。
三国志:10 出師の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
こは世に痛き鞭笞しもとや壁なるかげ——
独絃哀歌 (旧字旧仮名) / 蒲原有明(著)