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鞭
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しもと
ふりがな文庫
“
鞭
(
しもと
)” の例文
だが人民は
苛斂誅求
(
かれんちゅうきゅう
)
、新しい主人の
鞭
(
しもと
)
の下に、営々刻苦しなければならない。……諸侯は乱世の華だという! そうであろう、そうであろう。
神州纐纈城
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
裸体にされた幾組の男女が、かしこの岩石の上、こなたの熱泉のほとりに
引据
(
ひきす
)
えられている。
牛頭馬頭
(
ごずめず
)
に似た
獄卒
(
ごくそつ
)
が、かれ等に
苛責
(
かしゃく
)
の
鞭
(
しもと
)
を加えている。
雲仙岳
(新字新仮名)
/
菊池幽芳
(著)
虐
(
しひたげ
)
の罪の
鞭
(
しもと
)
はさもあらばあれ
邪宗門
(新字旧仮名)
/
北原白秋
(著)
(どうともしてあの人にお逢いして、あの人の憎み、あの人の怨み、あの人の怒りの
鞭
(
しもと
)
を受けたい。……どんなにしてもわたしは謝罪したい。……お許しがなければ殺されたい)
あさひの鎧
(新字新仮名)
/
国枝史郎
(著)
“鞭”の解説
鞭(むち、笞、Whip)は、動物(人も含む)を打つ(たたく)ための道具であり、持ち手(棒)の先に革の紐を編んで蛇状にした縄を取り付けた一本鞭(牛追い鞭:bullwhip)、竹などのよくしなる細長い棒状のもの(騎馬鞭)、などがある。動物に対しては、カウボーイが牛を追いたてるときや乗馬で騎手が馬を制御するときなどに使われる。また、人に対しては、主に殺傷目的以外の刑罰や拷問に用いられる。
(出典:Wikipedia)
鞭
漢検準1級
部首:⾰
18画
“鞭”を含む語句
三鞭酒
鞭打
三鞭
教鞭
革鞭
馬鞭草
鞭韃
鞭撻
一鞭
鞭影
鞭索
金鞭
先鞭
鉄鞭
鞭声粛々
鞭策
鞭声
棄鞭
捨鞭
激励鞭撻
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