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鞭撻
ふりがな文庫
“鞭撻”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
べんたつ
94.6%
むちう
5.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
べんたつ
(逆引き)
翌
(
あく
)
る日一日、平次はガラッ八を
鞭撻
(
べんたつ
)
して、吉田一学の屋敷と、一学の娘
百枝
(
ももえ
)
の嫁入り先、金助町の園山若狭の屋敷を探らせました。
銭形平次捕物控:051 迷子札
(新字新仮名)
/
野村胡堂
(著)
実に
慚愧
(
ざんき
)
に堪へぬ悪徳であつたと、自分の精神に覚醒の
鞭撻
(
べんたつ
)
を与へて呉れたのは、この奇人の歪める口から迸しつた第一声である。
雲は天才である
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
鞭撻(べんたつ)の例文をもっと
(50作品+)
見る
むちう
(逆引き)
人間の
苦痛
(
くるしみ
)
ですら知られずに済む世の中に、誰が畜生の苦痛を思いやろう。
生活
(
いき
)
て、
労苦
(
はたら
)
いて、
鞭撻
(
むちう
)
たれる——それが畜生の運なんです。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
自分の心を
鞭撻
(
むちう
)
ったが、一向効果がないらしかった。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
鞭撻(むちう)の例文をもっと
(3作品)
見る
“鞭撻”の意味
《名詞》
鞭 撻(べんたつ)
懲罰のために相手を鞭で打つこと。
失態を咎め、叱ると同時に、励まして行動を促すこと。
(出典:Wiktionary)
鞭
漢検準1級
部首:⾰
18画
撻
漢検1級
部首:⼿
16画
“鞭”で始まる語句
鞭
鞭打
鞭韃
鞭声粛々
鞭声
鞭影
鞭策
鞭索
鞭毛
鞭責
検索の候補
激励鞭撻
御鞭撻
声援鞭撻
赭鞭一撻
“鞭撻”のふりがなが多い著者
押川春浪
ヴィクトル・ユゴー
金田鬼一
山路愛山
吉川英治
淡島寒月
ロマン・ロラン
新渡戸稲造
葛西善蔵
夏目漱石