“鞭毛”の読み方と例文
読み方割合
べんもう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
そこで田虫の群団は、鞭毛べんもうを振りながら、雑然と縦横に重なり合い、各々横に分裂しつつ二倍の群団となって、あぶらみなぎった細毛の森林の中を食い破っていった。
ナポレオンと田虫 (新字新仮名) / 横光利一(著)
「あのふさふさしているのは、触覚しょっかくのある鞭毛べんもうかと思ってはじめはびっくりしたが、そうじゃない。あれは何の用もしないものさ。いやどうもばけものみたいだなあ」
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)