“むちう”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
31.3%
鞭打26.1%
夢中20.0%
7.8%
6.1%
1.7%
笞打1.7%
鞭撻1.7%
無中0.9%
無宙0.9%
0.9%
鞭韃0.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すなわちこの物語のごときも、中絶することすでに二三週、今ようやく再び筆を執るといえども、駑馬ちて峻坂を登るがごとし。
貧乏物語 (新字新仮名) / 河上肇(著)
矢を射かけたのが権八らしいということは、正内老人も否定していたが、べつの意味でも、いちは権八の手であんなにひどく鞭打たれた。
ちくしょう谷 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)
原稿く、もちよくぶので夢中になつた、その夢中ましたである、あら座蒲團つて、すましてゐる。
ねこ (旧字旧仮名) / 北村兼子(著)
我は嘗ての信徒の自らち自らけしを聞きて、其情を解せざりしに、今や自らその爲す所にはんと欲するに至りぬ。
火を溝渠の中に焚きて食を調へたり。手に小鼓りて、我等を要して卜筮せんとしつれど、馭者は馬にちて進み行きぬ。
凡夫の悲しさ、源はその日のことを馬の過失にして、さんざんに当り散した。丁度、罪人をつ獄卒のように、残酷な性質を顕したのです。馬に何の罪があろう。
藁草履 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
そして、この男のをつけて、はたもの(罪人を笞打つためにしばりつける刑具である)
女強盗 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
あゝ、生きて、働いて、れるまで鞭撻たれるのは、馬車馬の末路だ——丁度我輩は其馬車馬さ。はゝゝゝゝ。
破戒 (新字旧仮名) / 島崎藤村(著)
猜忌、嫉妬、疑惑、さういふものが常に全身を圧した。そして無中に有を見るに苦んだ。時には魂も亡ぶやうな苦しみを苦んだ。
心理の縦断と横断 (新字旧仮名) / 田山花袋田山録弥(著)
アトは無宙で驅け出したです。
雲は天才である (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
ベルナルドオは祭の王のよしなき戲を無禮しといきどほり、そのまゝ樓を走り降りてち懲らさばやといひしを、樂長はのひと/″\と共になだめ止むるほどに
昔親切によく世話をしてった多くの後輩の前にも、先生は黙って首を垂れて、「鞭韃て」と言わないばかりの眼付をする人に成った。い友達は大抵先生を捨てた。先生も旧い友達を捨てた。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)