“むちうち”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
笞打50.0%
鞭打50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
わが国にかぎらず、どこの国でも昔は非常に惨酷な責道具を用いたのであるが、わが徳川時代になってからは、拷問の種類は笞打むちうち石抱いしだき、海老責えびぜめつるぜめの四種にかぎられていた。
拷問の話 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
思えばそれはけわしい道でもある。私の主体とは私自身だと知るのは、私を極度に厳粛にする。他人に対しては与え得ないきびしい鞭打むちうちを与えざるを得ないものは畢竟ひっきょう自身に対してだ。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)