“むち”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ムチ
語句割合
78.6%
9.7%
無智5.4%
2.5%
無恥0.9%
0.5%
無知0.5%
無耻0.5%
革鞭0.5%
0.2%
棰楚0.2%
鞭韃0.2%
0.2%
馬鞭0.2%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ふたりとも、黒っぽい洋服を着、長い靴をはき、細いを持っていました。鞭や手綱には、何かきらきら光るものがついていました。
金の目銀の目 (新字新仮名) / 豊島与志雄(著)
一たんそうした心理が、芽ばえてきたが最後、もうどうすることもできなかった。細君の一挙一動が、彼にとっては拷問のになった。
二人の盲人 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
良人の父親といちぎりを結ぶにいたっては、にもひとしいと云う事は、いくら無智な女でも知っているはずであるのに……。
河沙魚 (新字新仮名) / 林芙美子(著)
げざまに余が方をみてく大丈夫だ安心したまえ、殺しやしないのだからと、余心中ひそかに驚いて云う
自転車日記 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
因果る)……と、おかしくもなってくるし、(これは、苦手)と、時々、信雄の人の好さから来る無恥と無反応に、処置のないれも感じさせられた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
二人の前途を祝福しながら、ホートンは馬へれ拉薩市の方へ走らせた。
喇嘛の行衛 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
ヒポコンデリアれいかなるぞ。虚弱なるのみむべきか、健全なるはざるか、無學まずつて學問引由し、無知まず、知識あるものし。
罪と罰(内田不知庵訳) (旧字旧仮名) / 北村透谷(著)
今までの手口から見て、無耻で、殘酷で、手加減も遠慮もないところを見ると、どう斟酌して考へても、人間らしい心の持主とは思へなかつたのです。
革鞭のようにしなやかな抜身ので力一パイ……ビシン……ビシン……と叩きのめした。
戦場 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
と同時に不思議や亀縮んでいた異性に対する本能の触手が制約のを放れてすくと差し延べられるのを感じた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
堪忍強い父は黙って森彦叔父の鞭韃を受けた。この叔父の癖で、言葉に力が入り過ぎるほど入った。それを聞いていると、お俊はって不幸な父をんだ。
家:02 (下) (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
又役者が意気揚々と、房のついたを振りまわしていたら、その役者の股ぐらの下には、って行かざる紫騮か何かが、いているなと思うべきである。
上海游記 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
そこへ彼が今朝、真っ先に命じて、山地の方へ偵察にやった腹心の後藤右衛門が、馬鞭を手に大汗かいて帰って来た。
黒田如水 (新字新仮名) / 吉川英治(著)