無耻むち)” の例文
ナオミがそんなに堕落してしまっただろうか? 二人に関係があったとしたら、この間の晩の雑魚寝ざこねのような、あんな無耻むち
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
今までの手口から見て、無耻むちで、殘酷で、手加減も遠慮もないところを見ると、どう斟酌しんしやくして考へても、人間らしい心の持主とは思へなかつたのです。