“雑魚寝”のいろいろな読み方と例文
旧字:雜魚寢
読み方割合
ざこね95.7%
ザコネ4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ナオミがそんなに堕落してしまっただろうか? 二人に関係があったとしたら、この間の晩の雑魚寝ざこねのような、あんな無耻むち
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
湿気払いを飲んで、羅漢らかん雑魚寝ざこねのように高鼾たかいびきになった寄子部屋の隅っこで、左次郎だけはマジマジと眼をあいていた。
醤油仏 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
此は一郷イツキヤウ精進と称すべきもので、附属条件として、大原の雑魚寝ザコネ・筑波の嬥歌会カヾヒなどの雑婚の風習が伴つて来る。
盆踊りと祭屋台と (新字旧仮名) / 折口信夫(著)