“無恥”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むち80.0%
はすは20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼は無恥むちらしい眼を挙げておぬいさんを見上げ見おろした。その時、ふと考えついたのは、おぬいさんがすでに意中の人を持っているなということだった。
星座 (新字新仮名) / 有島武郎(著)
因果いんがめぐる)……と、おかしくもなってくるし、(これは、苦手)と、時々、信雄の人の好さから来る無恥むちと無反応に、処置しょちのないおそれも感じさせられた。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
勝手の事而已云並べ無恥はすはな者と思されんはかへす/″\もはづかしやとかほあからめて詫入わびいるにぞ長八夫婦はナニ/\其樣におほせられては却て私し共も面目なし何は兎もあれ然樣云事いふことなら直樣是より家主を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)