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無恥
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むち
ふりがな文庫
“
無恥
(
むち
)” の例文
彼は
無恥
(
むち
)
らしい眼を挙げておぬいさんを見上げ見おろした。その時、ふと考えついたのは、おぬいさんがすでに意中の人を持っているなということだった。
星座
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
(
因果
(
いんが
)
は
巡
(
めぐ
)
る)……と、おかしくもなってくるし、(これは、苦手)と、時々、信雄の人の好さから来る
無恥
(
むち
)
と無反応に、
処置
(
しょち
)
のない
惧
(
おそ
)
れも感じさせられた。
新書太閤記:11 第十一分冊
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
手をかけなくても栄養も
摂
(
と
)
れ、美味でもあり、見た目も美しいものを、いたずらに子供を
騙
(
だま
)
すような料理をつくることは、料理人の
無恥
(
むち
)
を物語るものであろう。
味覚馬鹿
(新字新仮名)
/
北大路魯山人
(著)
そういうこととはしらず、ショーウインドーの中のウルランド氏は悠々と公衆の面前で用をたしている。市民は
愕
(
おどろ
)
きかつ
呆
(
あき
)
れ、やがてはとめどもなく笑いだした。なんという
無恥
(
むち
)
であろうか。
見えざる敵
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
“無恥”の意味
《名詞》
はじとも思わないこと。恥知らず。
(出典:Wiktionary)
無
常用漢字
小4
部首:⽕
12画
恥
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
“無恥”で始まる語句
無恥女
無恥漢