“撻”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
むちう25.0%
うた25.0%
12.5%
たつ12.5%
むち12.5%
ドア12.5%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
彼はひて目をふさぎ、身のふるふをば吾と吾手に抱窘だきすくめて、恨は忘れずともいかりは忍ぶべしと、むちうたんやうにも己を制すれば、髪は逆竪さかだうごめきて
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
うたれて歸る、たづたづし、罪のねりあし。
海潮音 (旧字旧仮名) / 上田敏(著)
サウシの『随得手録コンモンプレース・ブック』二に、衆蛇に咬まれぬよう皮に身をつつみ、蛇王に近づきち殺してその玉を獲たインド人のはなしあり。
孟子いはク、ていヲ執ツテ以テ秦楚しんそノ堅甲利兵ヲたつスベシ……
大菩薩峠:36 新月の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
と同時に不思議や亀縮かじかんでいた異性に対する本能の触手が制約のむちを放れてすくと差し延べられるのを感じた。
富士 (新字新仮名) / 岡本かの子(著)
瓦斯ガスきし入口のドア押しあけて
東京景物詩及其他 (新字旧仮名) / 北原白秋(著)