トップ
>
鞭撻
>
むちう
ふりがな文庫
“
鞭撻
(
むちう
)” の例文
人間の
苦痛
(
くるしみ
)
ですら知られずに済む世の中に、誰が畜生の苦痛を思いやろう。
生活
(
いき
)
て、
労苦
(
はたら
)
いて、
鞭撻
(
むちう
)
たれる——それが畜生の運なんです。
藁草履
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
自分の心を
鞭撻
(
むちう
)
ったが、一向効果がないらしかった。
小僧の夢
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
あゝ、生きて、働いて、
仆
(
たふ
)
れるまで
鞭撻
(
むちう
)
たれるのは、馬車馬の末路だ——丁度我輩は其馬車馬さ。はゝゝゝゝ。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
“鞭撻”の意味
《名詞》
鞭 撻(べんたつ)
懲罰のために相手を鞭で打つこと。
失態を咎め、叱ると同時に、励まして行動を促すこと。
(出典:Wiktionary)
鞭
漢検準1級
部首:⾰
18画
撻
漢検1級
部首:⼿
16画
“鞭”で始まる語句
鞭
鞭打
鞭韃
鞭声粛々
鞭声
鞭影
鞭策
鞭索
鞭毛
鞭責