“べんたつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
鞭撻93.0%
鞭韃7.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
工事監督や人夫の鞭撻べんたつにあたってはいるが、いかにせん使役する人夫は、不満不服のかたまりといってもよい占領地下の敵国民である。
新書太閤記:07 第七分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
邦強く敵無くんば、まさに長策をふるうて四方を鞭撻べんたつせんとす、則ち人をしておのれに備うるにいとまあらざらしむ、何ぞ区々防禦のみを言わんや。
吉田松陰 (新字新仮名) / 徳富蘇峰(著)
時の政権の将来にたいする満腹の同情と信頼があり、鞭韃べんたつがある。
福沢諭吉 (新字新仮名) / 服部之総(著)
少しの地位を得るともうすっかりその光栄に酔うてしまって贅沢ぜいたくをしようとするような亡国的人士は、諸君の力で鞭韃べんたつして行くべきであるのに
青年の天下 (新字新仮名) / 大隈重信(著)