“百枝”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
もゝえ66.7%
ももえ33.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
平次はガラツ八を鞭撻べんたつして、吉田一學の屋敷と、一學の娘百枝もゝえの嫁入り先、金助町の園山若狹わかさの屋敷を探らせました。
百枝もゝえ刺し生ふる橘、玉に五月さつきを近み、あへぬがに花さきにけり、毎朝あさにけに出で見る毎に、気緒いきのをに吾がふ妹に、まそかゞみ清き月夜に、たゞ一目見せむまでには
浮標 (新字旧仮名) / 三好十郎(著)
あくる日一日、平次はガラッ八を鞭撻べんたつして、吉田一学の屋敷と、一学の娘百枝ももえの嫁入り先、金助町の園山若狭の屋敷を探らせました。
「八五郎さんでは、ほかの事と違って聞出しにくかろうと思って私が一緒に歩きました。中で御徒士町の吉田様の御嬢様百枝ももえ様とおっしゃる方が、その頃初の御産で、嫁入り先から帰って、御里で御産みになりましたそうです」