“すてっき”のいろいろな漢字の書き方と例文
カタカナ:ステッキ
語句割合
洋杖50.0%
素敵50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
市郎は洋杖すてっき把直とりなおして、物音のするかたへ飛び込んで見ると、もう遅かった。わずか一足ひとあし違いで、トムは既に樹根きのねに倒れていた。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
うちにいて心配するよりも、迎いながら町尽頭はずれまで出て見ようと決心して、市郎は洋杖すてっきを振りながら門を出ると、あたかも七兵衛の駈けて戻るのに逢った。
飛騨の怪談 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
三「旦那御心配なさいますな、あれじゃアちょいとグーッとちん/\が込上こみあげて来ます、ぽかりとステッキでったんでげすが、本当に素敵すてっきもないことで」
松と藤芸妓の替紋 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)